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事例紹介(福岡市 学校法人九州筑紫学園美和台幼稚園)


「想いやりのコミュニケーション」の取り方
− 研修事例紹介 −

来る2008年8月30日に福岡市東区の美和台幼稚園にお邪魔して、先生方職員の 皆様を対象に研修を実施しました。

1.美和台幼稚園の概要
(1)園長
永島美智子先生

(2)園の教育目標
●「心身ともに健康で、強い子、元気な子、明るい子」
●「自分で考え、自分で判断し、自分で行動できる子」

決して学習教育に偏ることなく、子ども達の自主性を重んじ、先生達の愛情溢れる保育により子ども達1人1人の個性と感性を伸び伸びと育てる、というのが園の方針です。

(3)設備の特徴
幼稚園バス(スクールバス)が、なんと「ピカチュウ」、「機関車トーマス」、「パーシー」です!(福岡県ではここでしか走っていないそうです)


(4)モデル幼稚園
知識教育に偏らず子どもの自主性に重点をおく幼稚園としてとして業界でも有名であり、各地の幼稚園指導者が全国から頻繁に見学に来るそうです。

また少子化の時代の中においても入園希望者が増加しており、魅力作りと地域への発信という点において様々な工夫をしています。

2.研修テーマ
職員が力を合わせ美和台幼稚園の魅力を高めるための、職場のコミュニケーションの活性化を目的とした研修です。研修のテーマは「想いやりのコミュニケーションの取り方」としました。

「思いやり」を敢えて、相手の立場に立って心から気遣うという意味で「想いやり」という言葉に表し、各々の職員が自分のコミュニケーションの課題を見出し、目標を作ることを研修の目的にしました。


3.具体的な学びの内容
園の職場環境の中で、組織のコミュニケーションの要となる重要なポイントについてチェックを行い、各職員ごとに自分の課題の振り返りを行ないました。

(1)「生き生き先生」になって活躍しよう!
美和台幼稚園の魅力は「先生の生き生きさ」と「愛情」で人を元気にすること。どんなことがあっても諦めずに課題を探し、自分と向かい合って自分を磨いて行くこと。

(2)コミュニケーションで大切にしたいこと
「想いやり」とは相手をいたわる気持ちであり、いたわりの気持ちを表現する手段がコミュニケーション。思うだけではなく実際に行動することが大切。

(3)「和」の組織と「輪」の組織の魅力の違い
1対1の人と人の接点の組織は「和の組織」。1対Nで複数の人が絡み合い知恵を出し合う組織は「輪の組織」。掛け算の力が生まれる組織を作らなくてはならないこと。

(4)「知恵と元気」のかけ算
知恵と元気のかけ算によって、みなが力を合わせて協力して組織の力を生み出すことができること。お客様に喜ばれ評価される魅力と価値を作り出さなくてはならないこと。

(5)プロの「学び」と「教え」
「学ぶ」とは人との関わり合いの中から手に入れること。「教える」とはメッセンジャーではなく人を感動させ行動させること。



4.研修時間と参加人数
時間 1時間30分
人数 40名



5.
参加者の学びの声(一部抜粋)
研修に参加した先生方からは、以下のような気付きや学びが得られたとの感想をいただきました。

教えると言うことが「人の心を前に向かせること」なのだということに気付きました。(例え逆境であっても)人のせいにせず、自分と向き合うことを実行しようと思います。

人に関心を持ち、相手の立場に立って人の心の痛みを感じ理解をするために、身近にできることから始めていくことを学びました。

人の上に立つ人の役割を見直し、役割分担でしか動けない組織から変化に対応できる組織へ変わることが大切なことに気付きました。

1つ1つの事を誰のためにやっているのか、誰に喜んでほしいのかを考えて仕事をすることが大切だと感じました。

言葉の意味を理解することではなく、発した相手の心情を想像する力が聴く力だということを学ぶことができました。

人間として愛されなければ信頼されない。信頼されなければ人に影響を与えることはできない。周りの人への素晴らしい「お手本」として背中で教えることができる、そんな指導者になりたいと思いました。




6.研修の効果とまとめ
研修成果についてアンケートにて調査を行なったところ、ほぼ全ての先生方から「大いに気付くものがあった」との回答をいただきました。

園内部のコミュニケーションの改善に向け、さらに具体的な活動を計画したいとの声が上がっています。

生き生きとした職場の活性化に向け、研修による動機付けの成果が表れているものと思われ、今後、先生方からのご相談があれば積極的なサポートを行なえるよう準備をしている所です。


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